絶望の末

転職エージェントで異業種への転職の際

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絶望の末

私は過去に激しく絶望した経験をしてきた。

 

電気代、水道代、ガス代、携帯代、食費など様々な金を消費するシステムが世の中には数多く存在するが、当時の私は手に職がなく、フリーアルバイターとして健気に頑張っていた。でもある時ふと思った、私の今の仕事を続けることは果たして得策なるだろうかと。
もちろん得策なわけがない。なぜなら、正社員で働いている人と比べたら圧倒的に生涯賃金安いから。新卒の大卒が一生のうちに稼ぐことができる額は税金を抜けばおよそ3億円と昔は言われていて、今はそこま高くないが、それでもフリーターと比べて明らかな差がある。

 

差額分の1億円以上の金額を考えると、誰がどう考えてもフリーターは頭が悪いということが分かるだろう。お金がだけが全てではないとは言え、所詮は金。人生なんてそんなもんだ。そう考えた私は、転職エージェントを駆使してなんとか次から正社員になれないものかと奮闘した。だが現実はそう甘くはない。新卒でないとダメとか、なぜフリーターという経歴が付いたのだとか、怠惰のせいではないかとか、そういった突っ込みを必ず受ける。

 

そこでいくらポジティブな返しをしても、面接官はあまり納得してくれない。本当のことを言うわけにもいかず、結局転職を失敗してしまうのだ。もしかすると高望みをしすぎていたかもしれないが、それでも数うちゃ当たる精神であの時の私はアクティブに面接を受けまくった。数十社ぐらいだろうか、唯一面接の合格した企業があった。そこで5年以上の労働を繰り広げたのだが、いかんせんブラック企業だったので苦しい思いを味わった。苦労の末に今度はこう考えるようになった。「安い給料でも自分らしくゆっくりとした生活を送った方がいいんじゃないか?」これじゃあ転職の意味がまるでないと思われるだろうが、そうじゃないんだ。一周回って元の考えに戻るというのは別に悪いことではない。

 

仕事が向いていないなら次の職を探す。給料に不満があるなら正社員を目指す。これを繰り返しても、最終的に自分が納得のできる人生を謳歌すること・・・それが何より大切だと私は数々の転職経験から学んだ。ここには書いてないが、実際はもっと何度も何度も転職を繰り返している。転職サイトや転職エージェントの世話になったことは多数あるし、ハローワークにも行った事がある。リクナビ、マイナビ、パソナキャリア、色々な転職エージェントを活用してきたものだ。

 

当然、生活はとても不安定なものとなり、夜勤昼勤を繰り返し生活リズムなんてものは当の昔に崩壊した。だが、それでも今住んでいるマンションの家賃と生活費はなんとか滞りなく支払ってくることはできた。趣味には何もお金を使わず、ただ、寝て、働く。これの繰り返し。

 

ところで、今はどうなっているか気にならないだろうか?
現在は所謂ホワイト企業と思われるところで毎日定時まで働いて上司に媚びることなくそのまま即行で帰宅する。そして家に着いたらおつまみを片手にテレビを優雅に見るのだ。これは今まではの転職人生の最後の終着点だと信じたい。クビになることなく、このホワイトな日常を転職人生の最後に送り続けること、それが私の最後の希望だ!

 

長くなってしまったが、今これを読んでいるあなたがもし私と同じようにフリーターで苦労している場合、それでも人生を諦めずに前へ進んでもらいたい。転職は人間に与えられた聖なる権利。その権利を行使し自分に合ったピッタリの仕事を見つけることができれば、これまでと違った視点の人生を謳歌することができるだろう。心配はない。人間は適応力に長けた生き物だ。職場がいくら変わっても、いくらでも適応して給料を貰えるようになるだろう。一番大変なのはむしろ入社前の面接かもしれない。

 

面接はいくら本人が努力しても、言い回しを改善しても、人相を良くしても、ダメなものはダメだ。
だから面接の失敗を次の転職に活かせるように努力するしかないし、あまりウジウジしてても仕方がない。次から次へと何度でも不死鳥のようによみがえり、諦めの悪い転職者として道を突き進んでほしい。