思わぬ誤算

転職エージェントで異業種への転職の際

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思わぬ誤算

「どないせぇっちゅうねん!」
そんな言葉を吐いたのはいつの頃だっただろうか。そうだ、10年前のことだ。
当時の私はギャンブルに溺れてばかりのしょうもないクズだった。
しかしそんな私にも1つだけ楽しみがあった。もちろんそれはギャンブルの競馬だ。
だがそんな私を神は一度も認めてくれたこともないし、女神が微笑んでくれたこともない。
借金こそしなかったが、フリーターとして働いていた私の貯金は徐々に減り続け、ついには賭け事を一切することができなくなってしまった。

 

そこまでは良い。まったく良くはないが。
どうもギャンブル中毒だった当時の私は、フリーターでは収入が足りずに失敗したのだと勘違いしたらしく、なぜか就職活動をしようと考えたのであった。
労働は良いことだし、己のためにもなる。そして何より種戦が入ってくる。
そして始めたのが転職サイトを漁ることだった。ネットでなんでも解決できる時代の幕開けだった10年前に、すでに転職をアシストしてくれるサービスはあった。
ただ、どこの求人を見てもひたすらフリーターや未経験者を拒否しているそんな企業求人ばっかりだ!!
「どないせぇっちゅうねん!」
今でも覚えているが、あんなけ大量の求人を掲載しておきながら、フリーターは一切雇用する気がないってなんやねん(笑)
それで結局私は転職サイトを活用するのを諦めて、近くにあるハロワに出向いたのである・・・

 

ハローワークにはいろいろな求人があったが、やはり中途半端な年齢の求人は少なかった。
ほとんどが若い世代、つまり20代前半なら誰でも合格できるようなものばかりで、アラフォーあたりになるとほとんど何もない。
唯一あったのが、下水道の排水処理に関するきつーい労働。毎日下水の匂いを嗅ぎながら汗水垂らして働くハードワークだ。
まぁこれも言ってみれば立派な仕事の1つでもある。誰かが必ずやらないと日本が潰れちまう仕事だからね。
個人的に当たりだと思ったのは、ゴミ収集車の回収業。これは肉体労働にしては甘い方で給料もなかなか良さそうだった。
しかし、やっぱりそういった求人は人気で倍率も高く、我々のようなフリーターの底辺が雇われるようなケースは少ない。

 

で、最終的に何の職に就いたかと言うと・・・
病院の特殊清掃員だ。
というのは冗談で、ただの掃除屋として働いている。つまり清掃業。
あんまり給料は高くないけど、ちゃんと週休二日を大体守って入るし、ブラック求人ではなかったと自負している。
もちろん残業代は出るぞ。土日出勤の場合は休日手当も出る。

 

そしてお楽しみのギャンブルはと言うと・・・実はあまりやっていない。
全くやらないわけではないが、たまに宝くじを買う程度に収まっている。
なんでだろうな。もういつからか、熱意が無くなってしまったのだ。転職を通じて思わぬ変化が見られた。
もしかするとこれは私自身が進化したのかもしれない(笑)
これが転職を通じてできた最大の収益は給料よりもこっちの方が正解かもしれない(笑)

 

新聞の求人・転職サイトの求人・ハローワークの求人、色々と調べていた頃が今ではもう遠い昔の話か。